美容室で使用するカラー剤には、アルカリ性・酸性の2種類の液剤があります。

それぞれの違いは・・・

アルカリ性カラー（キューティクルを開きながら内部までカラー剤を浸透させ脱色･染色をおこないます）

　メリット

　　・内部まで浸透しているのでシャンプーなどでの色落ちが少ない。

　　・脱色効果があるので髪の毛が濃い色の状態でも染色が可能。

　デメリット

　　・アレルギー反応によりかぶれなどが起きることがある。

　　・毛髪は弱酸性のため、髪の毛が痛みやすい。

酸性カラー（脱色などをおこなわず、染料をコーティングするような方法で染色）

　メリット

　　・アレルギー反応が起こりづらい。

　　・本来毛髪は弱酸性のため、髪の毛が痛みにくい。

　デメリット

　　・表面にコーティングしているだけなので、シャンプーなどで色落ちしやすい。

　　・脱色効果がないため髪の毛が濃い色の状態からは、明るい色へは染色できない。

　通常、美容室で使用しているカラー剤は基本的にはアルカリ性カラーです。

髪の毛の状態に合わせて、アルカリ性カラー剤の強弱を使い分け、髪の毛に与えるダメージを最小限にとどめるようにしています。

　ですが、どうしてもアルカリ性カラー剤を使えないような状況（髪の毛が痛みすぎていたり、アレルギー反応が出てしまう）のときは酸性カラー剤を使用します。

　このように当店ではお客様の大切な髪の毛をできる限り痛めてしまわないよう、細心の注意をはらいながら、薬剤を選んでいます。